ささ めき 262096-ささめきこと 感想
ささめきが聴こえる つうと伝った清水の中に 岩陰に隠れる魚の中に ｛ルビ禊＝みそ｝ぎを終えた頃 迫り来る闇はただ、ぼうとするばかりで 何か計り知れない畏怖を漂わせている 土気色をした私は 一面に菜の花広がる河川敷 暮鳥の歌をひとりつぶやくささ‐めき私 ＝ 語 ささめく こと。 ひそひそ話 。 ささやき 。 また、 男女 の むつごと 。 「貴妃の—、再び唐帝の思ひにかへる」〈 海道記 〉 日本語活用形辞書 索引トップ 用語の索引 ランキン精選版 日本国語大辞典 私語の用語解説 1 〘名〙 (「さざめごと」とも) 声をひそめて話すこと。また、そのことば。ささやき。① ひそひそ話。内証話。ささめきごと。〔観智院本名義抄（1241）〕※ささめごと（1463‐64頃）上「これは伏屋(ふせや)がしたのささめごとなれば、壁の耳も ささめきこと ９ 完 いけだたかし 百合な日々 ささめきこと 感想